人は途中で死んだら伝説になる

ここ最近、妙に人が死ぬ。
(つい先日の三沢さんの件についでもしかりですが)
影響力のある人がなくなっていく気がします。
たとえば若くして亡くなって、その後神格化しちゃった人とかもいますけど、
そうじゃない人。つまり本当にかみさまになってしまった人のエピソードが、
いろいろと目にする機会が多くなって、
立派に生きないとなー、とちょろっと思います。
以下、引用長いです。

2009年06月13日放送の「爆笑問題の検索ちゃん。」にて、J-POPに関するクイズが出題されていた。その中の一つのテーマとして、忌野清志郎に関するクイズが取り上げられていた。


忌野清志郎の大ファンであるという太田は、初対面での印象は非常に強烈なものだった、と語っていた。話の発端は、雑誌記事で太田が「選挙なんかで政治や世の中は変わらない。だから、投票率なんか低くたって構わないじゃないか」といったことを書いたこと。


「その記事を清志郎さんが読んで、怒ったらしいと聞かされた。それで、清志郎さんが会って、太田さんに一言いってやりたいそうだ、と伝えられた」と太田は話した。それで、実際に喫茶店に呼び出されたのだという。


「それで、ずっと待ってたんですよ。喫茶店でちょこん、って座って。しばらくして、清志郎さんが店にやってきた」と太田は話した。


それから、以下のようなやりとりがあったそうだ。
清志郎さんは、入ってくるなり、持っていたホラ貝を吹き出した。そして、『影響力のある君が、あんなこと(投票率なんか低くても構わないという意見)を公言してはいけない』って言い出したんだよ」と太田はそのときの衝撃について語った。


「何かを言うたびに、清志郎さんはホラ貝を吹くんだよ。俺が『政治家の首がすげ替えられても、政治や世の中なんて変わりはしない。でも、清志郎さんのトランジスタ・ラジオを聴いたとき、俺は頭を殴られたような衝撃を感じたんです。そんな衝撃を、政治家が世の中に与えられるわけがない』って言った」と、気圧される中でも、抵抗したと語っていた。


「そのときは、清志郎さんに一言いってやったって気負いもあった。若かったからね。でも、清志郎さんは『それでも、君がそんなことを言ってはいけない』といいながら、ホラ貝を吹いた。清志郎さんは、俺の話を全部聞いて、受け止めた上で、俺を諭そうとしていた」と、今は亡き忌野清志郎について語っていた。

ホラ貝…
こういう人になりたい。