わたしにとってあなたはいまもまぶしいひとつのせいしゅんなんです

風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)

久しぶりに読んだ…というか何回目かわからないけど読んだ。
これは中学一年のときの夏休みの宿題で読まされて、
そのときに買ったのでちょっといい色になってる。ちょっといい。
まあ、それはそれで。
今回の再読は先日読んだ村上さん研究本をふまえて…っていう気持ちだったんですけども、
内容的には十分にあたまに入っているし、読んでいるカンジが気持ちがいいので、
あいもかわらずすらすらと読めました…と。
新しい発見は特になかったなー。


あいかわらず「ひとつしかついてない」というウソがどれなのかわかりません。

1973年のピンボール (講談社文庫)

1973年のピンボール (講談社文庫)

朝起きたら双子にはさまれて寝ている…っていうのにあこがれます!
三部作の中間ってことで地味な展開なんだけど、これが一番好きかも。
ゴルフ場を散歩するのとか、貯水池でお葬式をするのとか、
なんだかずーっと雨が降っているかのような感覚になるのが好き。
ピンボールが出てくるのは突然すぎてまあ、とってつけた風ではありますが…

結局のところ、この双子が好きなのかもなー、と気がついた。

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)

いつのまにか結婚してて突然離婚して話がはじまったのはショックだった。
結婚する(できる)って思わなかったもんなー。
耳の綺麗な女の子はひつじ会館であの地を見つけるきっかけをつくるのダケが存在意義だったし、
つまりまあ、女性はなにやら使い捨てみたいな存在?って。
飛行機に乗って節約した時間で映画を見て性交するのが好きです。
性交て。まったくいやらしい。


前の二作から突然非現実の世界に飛んでいってしまうのは、
なんとも不思議なカンジではありました(初めて読んだ当時は)。
最後に出てくる森っていうのが、
「世界のおわり」そのものだったり「海辺のカフカ」に出てくる森だったり、
果ては「ノルウェイの森」に出てくる直子のいた施設につながってるのかもなー、とかなんとか。