拝啓ボブディラン

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

一日で読んだ。
この人で久しぶりにぐっと来た。
(他がつまらなかった、という意味ではないです)
ネタバレ含ませますのでたたみます。


読む前にうっかり密林のレヴューを読んでしまいまして、
「ああ、誰かが死ぬんだね?」ってのがわかってしまったのが不覚。
琴美の死に方がペット殺しの人に惨殺されるんじゃなくて、
ああいう死に方だったときに、なんだかほっとしてしまった自分がいた。
でもって、そうきましたか!ってのが意外すぎて読みきれなかった。
負けたー。
密度的にはそんなに濃くはなかったんだけど、
落とされる落差が大きくて読後感がすごいよかったです。
これ、映画化されてるけど、どうやったんだろうか…画で見ちゃうとバレちゃうよね。
というか濱田岳さんは好きな役者さんなので見たい。


で、これを見終わってテレビをつけたら偶然「風にふかれて」が流れてたんだけども、
その番組は「みうらじゅん安斎肇勝手に観光協会」だった(笑)。