さよなら大好きな人

謎とき村上春樹 (光文社新書)

謎とき村上春樹 (光文社新書)

村上春樹の初期作品(僕と鼠の三部作、世界の終わりと…、ノルウェイ)の
謎解きというかこじつけにて解説するぜー、みたいな本。
ところどころ「おおっ!」っていう解析もありましたが、
つっこみが足りないんじゃない?って部分もちょっとあったかな…
鼠が死を意味する「4」で指が4本の女の子が苦を意味する「9」で、っていう解説があって、
それなのにそのフタリが交錯する「36」っていう数字を意味をこじつけられてないし
(4×9はいくつよ?みたいな)、
時間の物語だ…って言ったわりに、札幌まで飛行機で飛んで、
その飛行機で得した時間を使って映画を見たり性交したりする話も抜けてるし
(自分はそのあたりが結構好きなだけに)。
とにもかくにも直子がさらに可愛くてたまらない、と思いました。


村上さんのことをどんな風に好きか?でこれを読んだカンジがかわるだろうな、と。

団地ともお (11) (ビッグコミックス)

団地ともお (11) (ビッグコミックス)

ちびまるこちゃんやらサザエさんみたいなテンションになってきてる(笑)。
映画を撮るやつの冒頭のケリ子が可愛い。
メリーズとスクリューズの最下位決定戦の「そっちじゃねー!」で吹いた。
全体的にまんべんなくストーリーが散らかってるよね。
淡々と好きな漫画です。

んー。なんかなー。なんかなー。
わざとらしい展開やら「ゲーッ!」みたいな驚き方に違和感。
地球圏の片隅でジメジメやっている陰湿さがそのまま現れてる気が。
展開がイマイチ進まないので読んでてどきどきしないしなー。
でも、ついかってしまうんだよね…しかたがない…