暗闇でむやみに手をのばしてはいけない

Dialog in the Darkに行ってきた話しをします。
盲体験ということで、完全に暗闇の中を歩くイベント。
視覚を奪われたときの恐怖感/不安感のみならず、
人としての優しさや、
(本来当たり前であるはずの)気づかいの必要性を考えさせられるいいイベントでした。
初対面の他人(1ユニット最大8名)の入場時のぎこちなさが、
完了したときのなんともいえない一体感みたいなのがおもしろいカンジ。
体験してみないとわからないモノってこういうことなんだろうな。
オススメ。絶対的にオススメ。


で、アテンドと言われる暗闇の中で案内している方が全盲の方でして
(視覚"障害"者っていう呼び方ってどうなの?とも考えさせられたよ)。
前から興味があったことで、
「目が見えない人が認識している"色"という概念はどうなっているのか?」
という点があったのだけれども
(もちろん
「生まれたときから目が見えない人に、
空の青さを伝えるとき何て言えばいいんだ?
こんな簡単なことさえ言葉に出来ない俺は芸人失格だよ」
という江頭さんの名言から由来)、
(話を聞いたアテンドの方は先天性ではなかったので)
光は感じることができるそうで、それで雰囲気はつかめるし、
色=元気なカンジ、おとなしいカンジ
のように伝えることでイメージしている、とのこと。
なるほど…って思った。
とにかく、気にしていなければ気にならないことを、
失うことで意識でき、改めて考えさせられ、
そしてそれを実際に行動として示すべき、と思いました。
やればできるんだからさー。