「みんなが不幸になれば僕は相対的に幸福になる」

太陽の塔 (新潮文庫)

太陽の塔 (新潮文庫)

最初はこう「歪んだ愛情ってあるよね」とか思ってて
(たとえばSNSのパスワードを盗み取って勝手に退会する嫌がらせとか)、
そういうストーキングまがいのストーリーかぁ。と思ってたら違った。
愛すべきばかちんたちの愛すべき物語でした。
(勉強ができるという意味ではなく)頭がよくて、行動力があって、
結論の出ない話を朝までできる仲間たちがいる。
なんとすばらかしいことなんだろうか!とかなんとかでまぶしいよ。
ところどころに名言めいた言い回しがあってよかった。
最後の騒動はふるふると震えて涙が出そうになった。美しい!
やー。おもしろかったな。